こんにちは
今回は、作業をしているデータを出力などをする時に
ポリゴンを減らすために使用できる機能
「Decimation Master(デシメーションマスター)」
について書いていきたいと思います。
Zbrushでは、他にも「Zremesher(Zリメっシャー)」や
「DynaMesh(ダイナメッシュ)」と言ったポリゴンを減らす
機能がありますが、そちらはまたの機会にします。
では、早速機能の使い方を書いていきたいと思います。
「デシメーションマスター」の使い方
[ZPlugin(Zプラグイン)]>[Decimation Master(デシメーションマスター)>[Pre-process All(すべてプリプロセス)]>[デシメーションの%]を設定>[Decimate All(すべてデシメート)]
まずは、ZPlugin(Zプラグイン)からDecimation Master(デシメーションマスター)を選択しましょう
次は[Pre-process(プリプロセス)]と[Decimate(デシメート)]をしていきます
プリプロセスで形状を記憶させる
「Decimation Master(デシメーションマスター)」を実行させるためには
ポリゴンを減したいモデルの形状を記憶させる必要があります。
まず、「Pre-process Current(現在のサブツールをプリプロセス)」か
「Pre-process All(すべてプリプロセス)」を選択します。
複数のモデルがあり、一つのモデルを減したいなら、そのモデルを選択した
状態で「Pre-process Current(現在のサブツールをプリプロセス)」を実行
まとめて記憶させてしまうなら「Pre-process All(すべてプリプロセス)」を
実行します
僕の意見ですけど、この形状記憶のおかげで、ディテールを正確に
保つ事ができているんだろうな〜って思います
デシメートで実行
1、デシメーション率を設定
2、「Decimate Current(現在のサブツールをデシメート「Decimate All(すべてデシメート)」
最初に、デシメーション率で形状記憶させたモデルから何%まで減らす
のかを数値で入力し、デシメートを実行します。
使い分けは、プリプロセスと同じで「一つのモデル」または、
「全てのモデル」を一気に減らすのかで選択しましょう。
もっとポリゴンを減らしたかったら、再度「プリプロセス」すると、減らした
状態を100%として記憶してくれるので、さらに減らす事ができます。
また、%を下げるのを少しだけにして「プリプロセス→デシメート」を繰り返す事で
100%から、少しづつ減らしていく事ができ、モデルの形が崩れすぎないように調整
できます。
「デシメーションマスター」はマスク・ポリペイントなどの情報を保持できる
「デシメーションマスター」はポリゴンを減らしたくない箇所をマスクする事でポリゴンを減らしたい箇所を制限できます。
他にも、「ポリペイント」や「UV」なども保持した状態でポリゴンを減らす事ができるので便利ですね
この場合、「マスク」ならモデルにマスクがかかっている状態で、
「ポリペイント」・「UV]ならディメンションマスターの
「ポリペイントを使用/保持」・「UV保持」にチェックを入れてから
「プリプロセス」しないとうまくいかないと思いますので、注意してください。
以上【Decimation Master(デシメーションマスター)】の説明でした
おわり